ギュンゲン大使による共和国建国記念日のスピーチ
本日、トルコ共和国は建国99周年を迎えました。99年前の今日、トルコの議会は共和国の建国を宣言し、ムスタファ・ケマル・アタテュルクを初代大統領に選出しました。
この歴史的な日に際しまして、我々の歴史を、共和国の建国を、そしてそのために戦い貢献した先人たちを祝福いたします。
我が国を独立へと導いたムスタファ・ケマル・アタテュルクならびに祖国愛に満ちた先人たちに敬意を表します。
トルコと日本は、両国民間に存在する強い絆に支えられながら、素晴らしい関係を築いています。この友好関係は長きにわたり引き継がれています。1887年の小松宮親王殿下イスタンブル訪問と、その二年後のエルトゥールル号の日本への派遣は重要な節目となりました。
132年前、オスマン帝国初の公式使節団をのせたエルトゥールル号が横浜に到着しました。提督オスマンパシャ率いる使節団は、今日に至る友情の絆の礎を築きました。一行は明治天皇に皇帝アブドゥルハミト2世からの親書と最高勲章を捧呈しました
任務を終えた使節団をのせたエルトゥールル号は帰路にて現在の串本町沖にて座礁いたしました。非常に悲惨な事故でした。
そんな中、日本の方々による救助活動と将兵たちが大日本帝国海軍の軍艦「比叡」と「金剛」によってイスタンブルまで送り届けられたことは、二国間関係にとって転換点となりました。
神戸でエルトゥールル号の生存者たちを治療した活動は、日本赤十字社初の国際救援活動でもあります。
トルコ国民は、一世紀以上前の日本の方々の救援活動とおもてなしを今後も記憶に刻み続けます。
アタテュルクも、この友好の歴史を重要視していました。
1925年に初代駐トルコ日本大使から信任状を受け取った際には、正式な外交関係がなくとも、両国民の間が互いを思いあい、感謝する気持ちが途絶えることはないことを強調しました。
共和国建国の8年後、高松宮殿下が日本トルコ協会総裁としてアンカラに御成りになった際には、アタテュルクに日本刀を贈呈されました。その日本刀は今日もなお、アンカラのアタテュルク廟にある博物館に展示されています。
96年前に東京にて設立された日本トルコ協会は、今もなお歴史なつながりを引き継いでいます。設立当初よりこれまで常に宮家の方々にお支えいただいたように、今日においては三笠宮家に御力添えを頂いております。
来年2023年、トルコは建国100周年を迎えます。また、2024年は日本との国交樹立100周年の年です。
さらに来年は、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と安倍晋三元総理が2013年に構築した戦略的パートナーシップから10年目の節目の年でもございます。
この機会に改めて、安部元総理に敬意を表します。我々は、トルコと日本の関係を新たな高みに到達させた安倍総理のビジョンあるリーダーシップを忘れません。彼はトルコにとって真の友人でした。メヴリュト・チャヴショール外務大臣は先月安倍元総理の国葬義に参列し、トルコを代表して哀悼の誠を捧げました。
二国間の戦略的パートナーシップは、経済、科学技術、防衛、安全保障、防災、宇宙など多岐にわたる分野を網羅しています。幅広い協力関係については、去る9月にニューヨークで開催されたレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と岸田文雄総理との会談でも、再確認されたところです。戦略的パートナーとして、トルコと日本は共通の目標と価値を共有しています。
トルコが地域において安定した存在感を示しているのと同じく、日本もまた、インド太平洋地域、さらに広い地域において、安定と発展のために重要な役割を担っています。
世界各地で紛争が激化し、複雑化する中で、ルールに基づく秩序の維持、多国間主義ならびに外交の強化がさらに急務となっています。
世界各地で続いている紛争に関して、我が国は基本的な立場のもと、外交と対話を継続いたします。この観点から、我々は日本を含むパートナー国や同盟国と密な連携を続けます。20世紀に人類は教訓を得たと思い込んでいました。しかし、時が経つにつれ、その記憶はあいまいになっているように思われます。
トルコと日本は強い「絆」で結ばれています。この「絆」はこれからも日本とともに道を切り拓いていくことでしょう。両国が連携を進めることで、あらゆるレベルでのパートナーシップの無限の可能性を形にすることができます。
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